報酬料金の基本的考え方その2

報酬料金の基本的考え方その2

各税理士事務所の掲げる報酬料金は、業界として統一規格があるわけではありません。

2002年4月までは報酬規程が業界として定められていました。それが自由化され、各事務所で好きに報酬料金の設定を行えるようになりました。そうするとどうしたって格安報酬を掲げる事務所が出てきます。ですが、得てしてその手のものは前提条件がすっ飛ばされた最安値だけ目立ってしまうことになります。
そして、そうしたところの最安値はまったくもっての最安値であり、言葉は悪いですが申告代行に徹しているといっていいでしょう。

そういった格安事務所はさておいても、税理士報酬そのものと、その報酬はどの業務まで含むのか、というのは実は税理士事務所によって千差万別です。サービス内容が必ずしも均一ではないので、比較サイトのように報酬料金を単純にランキングするのはなかなか難しいです。

また、税理士事務所(会計事務所)によっては、会計ソフト利用料が必要になってくるところがあります。会計ソフト利用料を自ら会計ソフト会社に払うのではなく、会計事務所を通じて払う、というものです。

以上のように、単にWeb上で見える報酬料金も、実際に契約を締結しようとしてみると意外な額となる可能性があります。そこのところをご留意いただければと思います。