オープンイノベーション税制は普通の税理士では扱いません ~FP1級2021年1月試験学科問29~

オープンイノベーション税制は普通の税理士では扱いません
~FP1級2021年1月試験学科問29~

FP1級の学科試験ではタックスプランニングの分野のうち1問は租税特別措置法の税制が出ます。
2021年1月試験はオープンイノベーション税制でした。

この税制、名前だけはどこかで聞いたことがあるけれど、実際に顧問先で適用したことがあるという税理士の方が少ないと断言できます。都内であればともかく、群馬県内の税理士だと、いるかいないかレベルだと思います。

税理士でも全くなじみがなく、ましてやFPに全く関連がなさそうな税制を出題するのはFP試験とはどうかと思います。これは、FP学科試験は難問をいくつか出題しておくという傾向があるので、そのうちの一つにしているという理解です。試験対策上は、いわゆる捨て問扱いです。

とはいえ、いちおう税理士ではあるので、試験直前になったらキチンと出来るようにしておきたいとは思っています。学科試験は易問だろうと難問だろうと一問の点数が2点であることは揺るがないでしょうし。